ボブ・サム 奈良裕之ドキュメンタリー映画
アラスカ先住民クリンキット族長老、墓守、そして語り部でもあるボブ・サム。クラン(家系)はワタリガラス。アラスカの自然写真家、故・星野道夫と親交が深かったことでも知られています。
クリンギット族、ハイダ族にとどまらず、アサバスカン・インディアン、そしてエスキモーに至るまで、なぜワタリガラスが人々の創世神話の主人公なのか?この世に光をもたらし、人間を造ったというワタリガラスとは一体なにものなのか?そのことに興味を持った星野道夫は、ボブと一緒にワタリガラスの神話の道を辿り、世界を旅する計画でした。
しかし、星野道夫は1996年8月、カムチャッカ半島で取材中に熊に襲われて他界してしまいます。二人の旅は未完に終わりました。
2019年ボブは来日を果たし、音楽家・奈良裕之とともに日本各地に巡礼の旅に出ます。
「ワタリガラスはどこから来たのか?」「ワタリガラスはどこへ行ってしまったのか?」
星野道夫に伝えようとしてかなわなかったワタリガラスの神話を、ボブがあなたに語ります。
■主な出演者ボブ・サム奈良裕之結城幸司、他
■監督青樹洋文
■語られる神話「こうして風は家をみつけた」「森に還ったワタリガラス」、他
■映画約2時間30分