映画『Texas Rangers』(テキサス・レンジャーズ)でアメリカ・テキサス英語マンツーマンレッスン

ETCマンツーマン英会話  南北戦争の最中、テキサス南部の唯一の警察組織であったテキサス・レンジャーズは北軍と戦うために解散しました。レンジャーズの隊長リアンダー・マクネリーは、牧師でもありましたが家族と教会を後にし、部下とともに戦地へ赴きました。戦いに敗れマクネリーがテキサスに戻ると、妻と3人の子どもは無法者に連れ去られていました。

 南北戦争から10年が経った1875年、テキサス南部は無法地帯と化し、ついに州知事はリアンダー・マクネリーを探し出し、テキサスレンジャーズの再結成を求めました。次の動画は州知事に命をうけた友人がリアンダーの元を訪ねる場面です。彼は生まれつき結核を患っていました。

 南部アメリカ英語の特徴の一つで、r音で終わる単語の場合、よりr音が強調され、少し鼻に抜けるような音を発します。”Leander”、”for”、”Governor”、”door”などの発音を注意して聞いてみてください。

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-Leander, you know, that’s a right pretty spot for a resting place. Who’s the grave for?
 リアンダー、そんな眺めのいい所に眠れたら幸せだ。誰の墓穴だ?

-The grave’s for me. Wait too long ground’ll be froze.
 私のだ。今掘らないと地面が凍る。

-Leander, come spend the winter at my ranch. You rode down, we’d have a place for you. Be like old times.
 リアンダー、冬の間うちの牧場に来ないか。君が来てくれたら大歓迎だ。昔のようにな。

- I don’t reckon I’ll last the winter.
 私は冬まで持たない。

Governor said he sent some of his men. you wouldn’t show at the door
 Said maybe you’d answer for me.
 知事の使いを追い返したな。それで私が代わりに来たというわけだ。
 The governor just wants to talk with you.
 知事は君と会いたいと言っている。
 you don’t got to say yes or no or it’s a cold September.
 知事から何を頼まれようと君の好きにするがいい。
 All you got to do is see him, Leander.
 ただ会うだけでいいんだ。

 この映画でテキサスレンジャーズは、人々の暮らしと安全を守るヒーローとして描かれています。しかし、それは米国の白人にとってのヒーローで、テキサスと国境を接するメキシコの人々にとっては全く逆の存在だったとも言われています。メキシコ人にとってテキサスレンジャーズは法の衣を纏ったならず者、「背後から撃つ」「先ず撃って,それから尋問する」(“shoot first and ask questions later”)とも言われ、恐怖の存在だったようです。ヒーローとは何か、誰にとってのヒーローか、何故ヒーローと呼ばれるのか。過去の歴史を辿るときには、常に複眼的な視点が必要なようです。

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テキサス州

 映画でリアンダーはテキサス・レンジャーズの隊員達に次の言葉を遺しています。

  「決して復讐のための集団にするな。我々は法と正義を守るもの。」

 はたして、彼の言葉は守られたのか。それともその願いは叶わなかったのか。もし守らなかったとしたらそれは何故なのか、アメリカとメキシコの国境を巡る歴史を学んでみたいと思いました。

(*)参考図書
メキシコの悲哀―大国の横暴の翳に

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