映画『Sweet Sixteen』でスコットランド英語

sweet_sixteen Ned。スコットランドのスラング。社会的立場が弱く、十分な教育も受けておらず、反社会的、暴力的な傾向がある不良少年のこと。スポーツうウェアを着ていることが多く、その喋り方にも特徴がある。後付だが“Non-Educated Delinquent”(教育を受けていない非行少年)の頭文字をとったとしてよく知られているとのこと。他には、“ne’er-do-well(never-do-well)”何をやってもうまくいったことがない価値の無い人)など。イングランドでは同じ意味を持つスラングとしてChavなどと言われています。

 映画『Sweet Sixteen』は、そんな典型的なNedであるリアムを描いた物語。舞台はグリーノック (Greenock)。かつて、この街は造船、精糖、毛織物産業を中心として栄えたが、現在はその役割を終えてしまったとのこと。産業の衰退は、親世代の失業を生み、貧しい家庭で育つ子供たちには十分な教育の機会と環境に恵まれず、将来にも希望を持つことが難しい。発展途上国とは異なる、このような先進国における貧困問題にも注意して着目して行く必要性を強く感じました。

 映画の中で話される言葉は、英語のネイティブスピーカーにとっても難解のようで、欧米で発売されたDVDには英語の字幕が表示されたとのこと。その難解さはインターネットムーヴィーデータベースのコミュニティでも話題になっています。英語を母国語とする欧米人に理解できない英語があることに驚いている様子は新鮮です。英米では字幕を見ながら映画を見ることに慣れていない人もいるようで、英語しか話せない人々の不都合さも垣間見られ興味深いです。

 IMDB: “Sweet Sixteen”のMessage Boards、 ”English?”(これ英語?)のスレッド

 ひとまず、映画の予告編の部分の英語のトランスクリプトを 作成してみました。一部どうしても分からない部分は、次回ETC英会話のレッスンで先生に確認をしてみたいと思っています。

http://youtu.be/WWEpdJ8zcXI

All right, Mam? It’s your handsome wee boy sending you a wee tape to cheer you up.
I’m sitting here with a few boys.
やあ、母さん。ハンサムな息子だよ。声の手紙を送るね。
きょうは友達もいる。

Just put the wee man in his cot there.
I’ll see you soon.
Maybe with the wee man.
Show him off.
Anyway, here’s one of your wee favourites. 
小さな男の子(カムル)が寝たところだ
次はカルムを連れてくよ
最後に母さんの好きな歌を

<<髭剃り>>
I’m shaving.
Oh, look, my wee brother’s all grown up.
He’s turning into a man!
まあ、立派になったこと
すっかり大人の男ね

<<湖を眺めながら>>
Mam would love this after being cooped up in that fucking cell.
Paradise, man.
母さんが喜ぶよ、ムショのひどい暮らしの後だもの
パラダイスだ

<<窓際で>>
Fucking dancer, wee man! This is our score.
I know where they stash the drugs.
俺たちすげーラッキーだぞ。どでかいチャンスだって。
俺隠し場所知ってるんだ。

<<友人ピンボールとの会話>>
And another thing, no using.
We’re not junkies, right?
And all of this goes to the caravan.
ヤクもやらない
俺たちはヤク中じゃない
ヤクは家を買うためだ

<<車の中>>
Scullion’s in there with his team.
You follow him into the bog.
We’ll make sure nobody gets in.
He won’t expect nothing from you. OK?
スコリオンがあそこで仲間と一緒にいる。
お前は奴の後ろからトイレに入るんだ。
俺たちが見張りをしているから。
奴は気づいていない。いいな?

<<姉の声>>
How can you really care about us if you don’t care for yourself?
もっと自分を大切にしないで家族が守れるの?

<<姉と口論>>
Just like Granddad, like our fathers! (dadaidh)
Like Stan! Like all the other losers! (????)
Like our mam! (????) Be one of them because that’s what you are!
おじいちゃもそう。父さんたちもそう。
スタンもそう。全部失って負け犬みたいに暮らせば。
母さんもそう。お前にはあんな連中がぴったりなのよ。

<<母と写真を見ながら>>
It’s our caravan.
Not the council’s, not the bank’s. It’s ours, Mam. I’ve bought it
Nobody to annoy us, no junkies, no police. Just me and you.

<<電話 姉の声>>
Everybody’s looking for you. The police have been round.
Oh, Liam. What a waste.
It’s your birthday, you’re 16. Did you know that?
What are we gonna do?
皆探してるわ 警察も来てる
リアム 悲しすぎる
今日は16歳の誕生日なのよ
どうしたらいい?