面白かったテレビ番組

先日あるテレビ局の番組で、超マジックのMrマリックに挑戦するマサイ族の番組を見ました。

マサイ族は凄く視力がよくて、普通眼の視力検査に使う表(2-3米先から見るもの)を、何十米先から見えるのです。それだけでも十分驚きましたが、その彼等がMrマリックの手品の種明かしに挑戦するのです。

最初ににわとりの絵を描いた一米四方位の紙を二つ折にして、それを傾けると中から卵がころころころがって出てくるのです。私たちには種が全然見えませんが、彼等は見ているうちに笑い出してしまうのです。アナウンサーが聞くと、卵は本物ではなく中がカラで紐がついているというのです。実際に種明かしをすると、その通りなのです。

次にマリックが今度は3秒でこの机の上に子羊をだすというのです。彼等はその手品を見ているうちに、2人の人間が何かを運んで机の上に置いたというのです。アナウンサーが本当に見えるのですがときくと黒いズボンをはいた2人が何かをかかえてきて何かを置いたと言います。背景は真っ黒なので我々には2人の人間が見えませんでしたが、種明かしをすると全くその通りなのです。

彼等の国の言葉には「手品」という言葉がないそうです。たしかに眼が良いので「手品」は無理なのかも知れません。番組ではその他に、コップの中に硬貨が瞬間的に移動する手品がありましたが、彼等はMrマリックが硬貨をすばやく飛ばせてコップの中に入れるのも見えてしまうのです。

今言うところの動態視力がすぐれているので、我々が全然見えないスピードのものも見えるのには驚かされました。

私は子供の頃(10才前後)、浅草に住んでいました。他の町からみると浅草は繁華街で、夕方でもかなり明るかったですが、夕暮れ一番星が出ると10番星位まで数えると、後は沢山の星で数えられなくなったものです。丁度今ならプラネタリウムで見る星空の様なものです。深夜になってもそんな数の星は見えませから天文学者達はずいぶん不自由でしょう。

夕方になると家々には灯りがともり、街には夕食の煮物の匂いが漂ってきます。官庁街ではビルの灯りが次々に消えてゆき、会社員は帰路についたものです。

変だと思いませんか。これだけ科学が発達しているのに、働く人々は前より余計に働き競争に追いやられてノイローゼになる人も毎年増えています。科学は多くの人が、幸せになるために発達したのではないのでしょうか。一部の人達や大企業の従業員だけが幸せになるためみあるのでしょうか。

政治家はいったい何を考えているのでしょうか。

私の尊敬する文学者の小林秀雄は、一握の政治家等に日本の進路など決めてもらはなくて結構、一般の市民達が何を望んでいるかを考えて、それに対応してくれるだけで結構と断言しています。

2007年11月03日