マンツーマン英会話プライベートレッスン・英語個人レッスン・ETC英会話は基礎からビジネス英語まで

  • 映画『グリーンブック』で学ぶ心を惹く英文レターの書き方

     

    グリーンブック~オリジナル・サウンドトラック " It’s a lot cheaper than calling long distance, Tony. Promise me you’re going to write."
     (長距離電話よりずっと安いわ。トニー、私に手紙を書くって約束して)

     第91回アカデミー賞では作品賞など三部門で受賞した映画『グリーンブッ ク(Green Book)』での一場面です。

     舞台は1962年の米国。1876年から1964年にかけて、人種差別を含む米国南 部の州法のジム・クロウ法が存在していたその真っ只中の時代です。

     イタリア系移民の家に生まれ、ニューヨークのナイトクラブで用心棒をし ていたトニー・“リップ”・バレロンガ("Tony Lip" Vallelonga)は、有名な 黒人のピアニスト、ドン・シャーリー(Don Shirley)の米国のディープサウス ツアーの運転手の仕事を引き受けます。

     クリスマスまでの2ヶ月間という長い間、家を留守にすることになってしまっ た夫トニーに、妻のドロレスは手紙を書くことを求めます。書くことが大の 苦手のトニーはしぶしぶ了解します。

     他方、ドン・シャーリーは南部フロリダの黒人家庭に生まれますが、2歳で ピアノを弾いた天才です。バージニア州立大学とプレイリー・ビュー大学に 在籍し、オルガニストのコンラッド・ベルニエ、トランペット奏者のサド・ ジョーンズと共に、ワシントン州のアメリカ・カトリック大学で学び、1953 年には音楽の学士を取得。ホワイトハウスのでの演奏は14ヶ月で2回、カーネ ギーホールの上に住むエリート中のエリートです。

     ツアーの途中、悪戦苦闘しながらトニーが綴った妻への手紙を読んだドン ・シャーリーは、いくつかのスペルミスを指摘し上で、こう評します。

      “As I’m writing this letter, I’m eating potato chips, and I’m starting to get thirsty. I washed my socks and dried them on the TV. I should have brung the iron.” You know this is pathetic, right?

     (「この手紙を書きながら、ポテトチップスを喰ってる。喉が渇いてきた。 靴下を洗ってテレビの上で乾かした。アイロンを持ってればよかった」。 かわいそうなくらいに下手な手紙だな。)

     Just write what I say.
     (私が言う通りに書きなさい)

     ドン・シャーリーはそう言うと、トニーが妻に会えなくて寂しいという気 持ちを、とても美しい言葉で表現していきます。

     Falling in love with you was the easiest thing I’ve ever done.”
     (君と恋に落ちたのは必然だ)

     ドン・シャーリーがトニーに代わって彼の妻を魅了した、美しい手紙は、 ぜひ映画館でご確認ください。

     映画は、ドン・シャーリーの知的な英語、トニーの粗野な英語、母音を長 く伸ばすの特徴の南部の英語、そしてロシア人の話す英語など、様々な英語 に触れることも出来ます。

    ※『グリーンブック』予告編

    https://youtu.be/awUd_khNEcc

    Ruth and the Green Book さて、映画のタイトルにもなっている『グリーンブック』とは、1936年か ら1966年まで、ニューヨーク出身のアフリカ系アメリカ人、ビックター・H・ グリーン(Victor H. Green)により毎年作成・出版されていた、黒人旅行者を 対象としたガイドブックです。

     黒人が利用できる宿や店、黒人の日没後の外出を禁止する、いわゆる「サ ンダウン・タウン(Sundown town)」などの情報がまとめてあり、黒人が差別、 暴力や逮捕を避け、車で移動するために欠かせないツールとなっていました。 "The Negro Motorist Green Book"などというタイトルが付けられていました。

     このガイドブックがどのように使われていたのかを記した、『Ruth and the Green Book』という子供向けの本があります。主人公のルースは黒人の 女の子で50年代の南部に住んでいます。家族は車で祖母に会いに行こうとし ますが、その途中、グリーンブックを見ながら旅をする父親の様子が描かれ ています。それは両親達が侮辱される様子をできるだけ娘に見せたくないと いう矜持の表れでもありました。

     この本を朗読していいる動画がありました。映画『グリーンブック』とあ わせて、ご視聴されてみてはいかがでしょうか。

    ※Ruth and the Green Book (10分33秒)

    https://youtu.be/_Emskq2908k

    (*)関連リンク

     ※英文ライティング上達の秘訣は良い文章を読むこと~ロバート先生(宇都宮) ETCマンツーマン英会話

     ロバート先生が英文ライティング上達のための秘訣を教えてくれています。

    資料請求、トライアルレッスン
    時間・場所・その他条件にあった先生のお問い合わせはお気軽にどうぞ
    test_button2service_bottun
LINEで送る